日本では「階級」よりも「格差」という言葉が使われることが多くあります。
しかし、「格差」という表現に置き換えられることで、本来見えてくるはずの社会
構造や人々の置かれた立場が見えにくくなっているのではないでしょうか。
本書は、"階級社会の先進国"ともいわれるイギリスを舞台にした映画や文学を通
して、現代社会の分断や不平等を深く読み解く一冊です。🏙️
ケン・ローチ監督作品をはじめ、多くのイギリス映画・文学を題材にしながら、
労働、家族、教育、ギグ・エコノミー、成長神話など、現代社会が抱える課題を丁寧に分
析します。
さらに、日本映画や日本社会との比較も交えながら、「私たち」という共同体をも
う一度築くためのヒントを探っていきます。🤝
📖 本書で取り上げる主な作品
🎬『キングスマン』
🎬『わたしは、ダニエル・ブレイク』
🎬『リトル・ダンサー』
🎬『さらば青春の光』
🎬『トレインスポッティング』
🎬『ケス』
🎬『家族を想うとき』
🎬『サンドラの小さな家』
🎬『パレードへようこそ』
🎬『オールド・オーク』
📚『ジェイン・エア』
📚『大いなる遺産』
📚『モーリス』
さらに、
🎥『万引き家族』
🎥『あのこは貴族』
🎥『パラサイト 半地下の家族』
🎥『バーニング 劇場版』
🎥『ノマドランド』
🎥『パブリック 図書館の奇跡』
など世界各国の作品も取り上げ、多角的に「階級」と社会を考察します。
📚 本書の構成
📌 序章 階級、この厄介なもの
🔹 第1章 なぜ「階級」なのか?
🔹 第2章 変化する階級社会
🔹 第3章 「成長」とメリトクラシー(能力主義)の歴史
🔹 第4章 "平等な競争"という幻想
🔹 第5章 若者文化と階級の関係
🔹 第6章 家族が「贅沢品」になる時代
🔹 第7章 住まい・助け合い・コミュニティと階級
🔹 第8章 ブレグジット、排外主義、反ファシズムの伝統
🏁 終章では、「階級」はこれからどこへ向かうのかを問い、多様な立場の人々が支
え合うインターセクショナルな連帯という新しい可能性を提示します。
🌍 現代社会を理解するための必読書
所得格差だけでは説明できない「見えない壁」。
その背景にある階級や社会構造を知ることで、日本社会を見る目も大きく変わる
はずです。
映画や文学が好きな人はもちろん、社会問題や政治、経済、教育、労働問題に関心
がある人にもおすすめの一冊です。📖✨
「格差」の奥にある本当の問題とは何か――。
本書は、分断が進む時代だからこそ、「私たち」が再びつながるためのヒントを与え
てくれるでしょう。🤝🌱
